/ 更新: 2022/7/31

モンハナシャコの事故に注意!怪我をするほどの破壊力のパンチ力に関して

生き物 / 計算


ダイビング中にモンハナシャコを見つけたら、まずは距離を起きましょう。 あまりに驚異的なパンチ力のため、その破壊力により、ダイビング中や飼育中に怪我をする事故が後をたちません。 ときには骨折することもあるようです。 NHKのBSプレミアムでも、モンハナシャコに関する特集がありました。 そのパンチの威力により、硬い殻に覆われたカニや貝を一撃で粉砕して捕食します。 あまりのスピードにまわりの水が沸騰し、発光するとも言われています。 早すぎて光るというのが信じられませんが、動画を見ると光っているように見えます。 内部にある気体がプラズマ化して発光現象が起こるといわれていますが、ただの泡のようにも見えます。 今回は、モンハナシャコの危険性に関して記述します。 [adsense]

モンハナシャコのパンチの破壊力はどのくらい?

モンハナシャコのパンチは以下のような表現で語られています。

-水中でダイバーの指を折る。 -水槽のガラスに穴をあける。 -海の最強ボクサー

ということで、ダイビング中に見かけたら、まずは距離を置いたほうが良いです。 東南アジア、ミクロネシア、インド洋、台湾の海域に分布しています。 日本でも相模湾よりも南の海に生息してという情報があります。 体長約15cm、体重約50gという小さな生き物なので、気づかない内に近づいてしまうということもありえます。 色は赤と青緑でカラフルともグロテスクともとれる見た目なので、目立つし、普通のシャコと見間違えることはないでしょう。 パンチのスピードは、時速80キロ程度です。 人間のプロボクサーのパンチの2倍以上のスピードです。

パンチ力に関して計算して人間と比較してみた

まずは人間のパンチ力を計算してみます。 人間がパンチをする場合、実際には体全体の重さが影響しますが、簡略化のため、腕の重さだけとします。 体重60キロの人の片腕の重さをちょっと大きめに見積もって体重の10%、6kgとします。 パンチのスピードは、プロボクサーで時速30キロ程度だそうです。 高校物理で習った内容で考えてみます。 運動量は質量×速度なので、60000g×30mk/sが、運動量となります。 パンチがあたると、この運動量がゼロになるすると、 運動量の変化は力積に等しいので、力をF、時間をΔtとすると FΔt=6000g×30mk/s となります。 次にモンハナシャコのパンチに関して同様に考えてみます。 パンチのスピードは、時速80キロ程度です。 水中に_キャビテーション_気泡という泡がでます。 泡がでるだけで何を大げさにと思うかもしれませんが、全方向水なのに、高速運動により、水中に空間ができるということなので、_キャビテーション_気泡が出るということは、かなりの威力だということです。 モンハナシャコの場合は、ストレートにつくわけではなく、カマキリのように曲げた前腕を弓やムチのように当てるので、質量は前腕の質量となります。 前腕の質量がわからないのですが、体重が50gなので、見た目から推測して1g程度だと考えました。 運動量は、1g×80mk/s Δtは同程度だと考えるとすると、6000×30=180000と80を比べることになります。 そうすると、人間の方がはるかにパンチ力があります。 パンチが当たる面積に関しても考慮してみます。 拳の面積は10cm×5cm=50平方センチメートルくらいです。 モンハナシャコのパンチの接点は0.3cm×0.3cm=0.09平方センチメートルくらいです。 1平方センチメートルあたりの力は、人間の場合 180000÷50=3600 モンハナシャコの場合 80÷0.09=888.8となります。 この計算結果だと人間のほうが強いということになります。 ダイバーの指の骨を追ったり、爪を割ったりすることができるということなので、 単位面積あたりの力がもっと強いのかもしれません。 力積が大きいだけでは実際に与えるダメージは大きくならないので、それだけで攻撃力をはかることはできません。 他に考えられる理由としては、人間が人間にパンチをした場合は、殴られた方の身体がゆらいで力を逃がす作用がありますが、極小の面積を突かれた場合は、人間の身体が動くことはないということです。 パンチした場合は運動量の変化によりゼロになるまでの時間が異なるということです。 上の計算で言うと人間のパンチのΔtとモンハナシャコのΔtが10倍以上違うということもありえます。 モンハナシャコのパンチの接点は0.1cm×0.1cm=0.01平方センチメートルくらいだとしたら、 80÷0.01=8000となりモンハナシャコの方が強くなります。 正確なデータがあれば、詳しく計算できるでしょう。 https://senzai-ishiki.net/?p=1306

モンハナシャコの弱点、天敵は?

モンハナシャコにも弱点があります。 目がとても良いのですが、その目を攻撃されると一気に戦意を喪失します。 大きな魚やタコに食べられてしまうことはあるようですが、天敵はこれと言っていないようです。 強いて言えば人間と、モンハナシャコ自身です。 モンハナシャコ同士で縄張り争いをして数が減っているとのことです。

モンハナシャコは飼育できる?

見た目がかわいいとかグロテスクだということで、実は人気のペットです。 水槽はガラスではなくてアクリルのものにしたほうが良いです。 過去の販売価格を見ると、8000円から9000円で手に入るようです。 在庫を常に持っているところはあまりないようなので、取り扱っている販売店に入荷したら連絡をもらうという形で注文することができます。 寿命は野生でも飼育下でも大差なく、4~6年です。 私の地元の名古屋港水族館にもいるようなので、今度見に行ってこようと思っています。 食べることもできないことはないようです。 こちらのツイートによると、味はおいしいようです。 普通のシャコと同じように調理できます。